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春の人形展 三月一日〜四日
宝鏡寺(上京区)/当寺には宮中より下賜された人形が多く所蔵され、人形の寺として親しまれています。桃の節句にちなみ秘蔵の人形などを公開しています。1日には雛人形の飾られた本堂で島原太夫の舞が奉納されます。室町時代創建の歴代皇女が往持となった門跡尼寺の雅やかな恒例の人形展です。

涅槃会 三月十四日〜十六日
泉涌寺(東山区)/お釈迦様の入滅の様子を描いた涅槃図を掲げて、法要が営まれます。公開される大涅槃図は、紙本極彩色で縦16メートル、横8メートルの日本最大のもので、江戸中期に明誉古石門上人が描いたものです。

お松明式・嵯峨大念仏狂言 三月十五日
清涼寺(右京区)/お松明式は京都の三大火祭りのひとつとされ、嵯峨大念仏狂言は京都の三大念仏狂言とされています。 本堂では秘仏の尊釈迦如来象も公開されています。お松明式では、大松明に火を付けて燃え方で稲の吉凶を占います。

はねず踊り 三月三十日
小野随心院(伏見区)/この地は小野小町ゆかりの地で、深草少将が小野小町を慕って「百日通い」をした伝説が伝えられ、大正時代まで、子供達が百日通いの童歌を歌いながら、踊り歩く習慣があったといわれています。はねずと呼ばれる梅が咲くこの季節、小袖姿の少女たちによって可愛い踊りが披露されます。

都をどり 四月一日〜三十日
祇園甲部歌舞練場(東山区)/東京遷都で衰退した京都を活気つけるために始められ、百年以上続いている京都を代表する年中行事のひとつです。 祇園の芸妓、舞妓が趣向を凝らし、京舞を演じます。咲き誇る桜と美を競うように豪華な舞台が繰り広げられ、京都の春は一気に華やかさを増していきます。

京おどり 四月上旬〜二週間
宮川町歌舞練場(東山区)/宮川町の芸妓、舞妓による春の豪華な舞台で一日3回公演されます。

太閤花見行列 四月第二日曜
醍醐寺(伏見区)/慶長3年に太閤秀吉が北政所や淀君らを引き連れて盛大な花見の宴を催した様子を再現したもので、往時の様を再現した華麗な行列が満開の桜の境内で繰り広げられます。

北野をどり 四月十五日〜二十五日
上七軒歌舞練場(上京区)/上七軒の舞妓、芸妓が芸を披露し、豪華な演出の舞台です。

御忌法要 四月十八日〜二十五日
知恩院(東山区)/十八日の開白法要から二十五日の放生会まで、法然上人の遺徳を偲ぶ法要が行われます。

嵯峨大念仏狂言 四月中旬
清涼寺(右京区)/鉦・笛・太鼓に合わせて素朴で趣のある無言の狂言が演じられます。 お松明の折りにも行われます。

壬生狂言 四月二十一日〜二十九日
壬生寺(中京区)/鎌倉時代に円覚上人が布教のために始めたといわれる無言劇とされています。 鎌倉時代から約700年もの歴史を持つ重要無形文化財で、鉦と太鼓の音、面をつけた演者の仕草だけでストーリーが繰り広げられます。

吉野太夫花供養 四月第三日曜
常照寺(北区)/吉野太夫は江戸初期の名妓で信仰心が厚く、開山・日乾上人に教えをうけ、朱塗りの山門を寄進したといわれています。光悦寺から常照寺まで太夫道中があり、本堂と墓前で追善供養が行われた後、桜の花の下で、茶会が行われるます。

曲水の宴 四月二十九日
城南宮(伏見区)/平安時代に貴族に流行した曲水の庭の小川の流れにうしょうを流し、それが目の前に流れ着くまでに歌を読み終える歌遊びの宴を再現したもので、平安時代から宮廷に伝えられた古式豊かな儀式です。

大念仏狂言 五月一日〜四日
千本えんま堂(上京区)/定覚上人が都を荒し回っていた盗賊を金剛杖で退治して、病に苦しむ人々を救ったといういわれを狂言にしたものであるといわれています。 京都三大念仏狂言のうち、唯一台詞のある狂言です。京都三大念仏狂言のうち壬生と嵯峨は無言劇ですが、千本えんま堂の狂言は台詞があります。

神泉苑狂言 五月一日〜四日
神泉苑(中京区)/壬生狂言と同じ流れを組み、期間中午後から数番が演じられます。

春の鴨川をどり 五月一日〜二十四日
先斗町歌舞練場(中京区)/先斗町花街の舞妓が、祇園の都をどりに対抗して、京都の春のをどりの悼尾を飾ります。

流鏑馬神事 五月三日
下鴨神社(左京区)/糺の森につくられた馬場で、狩衣装束の射手が馬を疾走させて、途中に3カ所に設けられた的を次々に射抜いて行きます。馬を馳せながら鏑矢を射ることから流鏑馬という古式にのっとり、清めの儀式として行われます。

競馬会神事 五月一日〜二十四日
上賀茂神社(北区)/平安時代に宮中で行われた「菖蒲の根合わせ」で勝ったものがお礼として競馬を奉納したのが、始まりとされています。現在は2つずつが競い合い5回行われ、一ノ鳥居から二ノ鳥居の間の芝生に設けられた約400mの馬場を駆け抜けます。最初の左方の勝ちが故事により決められています。

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京都薪能 六月一日〜二日
平安神宮(左京区)/平安神宮の拝殿の前に特設した舞台で、かがり火をさす「火入れ式」が行われ、観世、金春、金剛、大蔵の諸派による能・狂言の競演が行われ、初夏の夜に幽玄な世界がかもし出されます。

竹伐り会式 六月二十日
鞍馬寺(左京区)/平安時代初期に峯延上人が鞍馬寺に出没した2頭の大蛇を退治した故事にちなむ行事です。長さ4メートル程の青だけを大蛇に見立てて、法師達が2人1組になって左右に分かれ、太刀を振り下ろし、竹を伐る速さを競います。早く伐った方が1年間の豊作が約束されると言われています。

夏越神事 六月三十日
上賀茂神社(北区)/一年前半の罪や汚れをはらい、後の半年の無病息災を願い行われる神事です。二ノ鳥居の所に造られた茅の輪を神職に続いてくぐり、「けがれ」を移した人形が祝詞と共に流されます。

かぼちゃ供養 七月二十五日
安楽寺(左京区)/江戸時代、真空上人が夢で「夏の土用にかぼちゃをを食すれば中風にかからぬ」というお告げをうけて始められたといわれています。祈祷のすんだ「鹿ケ谷かぼちゃ」を煮付けて参拝者に授けられます。

きゅうり封じ 七月二十五日
神光院(北区)/弘法大師が唐から伝えた免疫をきゅうりに封じて、不動尊に祈願すると疫病除けになると説いた事が始まりとされています。

虫払会 七月二十五日
真如堂(左京区)/重文「真如堂縁起絵巻」や江戸中期の大般若図、慈円僧正関係の滅多に見ることのできない寺宝など約200点が虫干し、展示されます。

六道詣り 八月七日〜十日
六道珍皇寺(東山区)/門前の松原通り辺りは「六道の辻」と呼ばれ現世と人間が死後に行くとされる六種の冥界の橋渡しになる場所と考えられていました。境内には、十万億土の冥界にも届くという「迎え鐘」があり、鐘をついて先祖の精霊を迎えます。

東大谷万灯会 八月十四日〜十六日
東大谷本廊(東山区)/東本願寺の祖廟で、石畳を敷き詰めた広い参道の、戒名を書いて納められた約二万個の石灯籠に、火が灯されます。また、境内全域にも万灯が釣り下げられて精霊供養が行われ、お盆の墓参りが涼しい夜にも出来るようにと、昭和三十七年から始められました。

花背松上げ 八月十五日
花背八桝街(左京区)/愛宕信仰・精霊送りと五穀豊饒を願う火の祭典です。20メートルほどの檜丸太の先に付けられた、笠型の大きな松明めがけて上松という小さな松明を投げて点火すると、オレンジの放物線を描いて飛び交います。

五山の送り火 八月十五日
大文字山等五山/お盆の13日にお迎えした先祖の精霊を再び冥府にお送りすると共に、無病息災を願って五山に点火される盂蘭盆会の行事です。午後八時、市内の寺院から送り鐘の音が聞こえる中、まず東山の如意ケ嶽に「大」が灯され、続いて松ヶ崎西山・東山の「妙法」、西賀茂明見山の「船形」、衣笠大北山の「左大文字」、嵯峨鳥居本曼陀羅の「鳥居形」に次々と点火され約30分間闇の中に文字が浮かび上がります。 この伝統行事は夏の京の風物詩となりました。

六地蔵巡り 八月二十二日〜二十三日
六地蔵・大善寺(伏見区) 上鳥羽・浄禅寺(南区) 桂・地蔵寺(西京区) 常磐・源光寺(右京区) 鞍馬口・上善寺(上京区) 四ノ宮・徳林庵(山科区)/12世紀中期、後白河天皇が平清盛に命じて、京都の旧街道に入る六つの街道口に旅の安全と悪疫を防ぐために、六体の地蔵尊を分置しました。六個所のおじぞうさんを巡拝して、六色のお札を授かり、家内安全と無病息災を祈願します。

千灯供養 八月二十三日〜二十四日
化野念仏寺(右京区)/この辺り一帯は昔は庶民の葬送の地となっていました。当寺では、付近から出土した約八千体を越える無縁の石仏・石塔が並んでいます。その霊を慰めるために灯明を捧げて、霊を弔います。

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重陽神事 ・烏相撲 九月九日
上賀茂神社(北区)/重陽神事では、本殿に菊の花をお供えし、官中で菊酒を飲んだり、女人が菊のきせ綿で体をなでたりして、無病を願ってきました。神社内にて菊酒が無料で振る舞われます。烏相撲は子供達による相撲で、珍しい神事です。昔、賀茂に住む人々が烏族と呼ばれたことから、鳥相撲と呼ばれるようになりました。

重陽の節会 九月九日
法輪寺(西京区)/重陽の節句とは、9月9日に行われる節句のことです。菊の露を飲んで、八百歳の長寿を得たという菊慈童の像が本堂に祀られ、菊の花を供え、菊酒を飲んで、除厄長寿、無病息災を祈る法要がおこなわれます。

観月の夕べ  九月待寛〜仲秋
大覚寺(右京区)/旧暦の8月15日が仲秋の名月にあたり、大沢池に竜頭船やげき首船をなどを浮かべて、船上から月を観賞します。

お砂踏み法要 九月二十一日 〜二十五日
今熊野観音寺(東山区)/本堂内に四国霊場八十八ケ所に代参して持ち帰った砂を敷き詰めて、巡礼衣をまとった人たちが廻ります。順番に踏みながら参拝し、京都の地にいながら四国の霊場を巡拝したのと同じ功徳を積むことができます。

赦免地踊り 十月十日
秋元神社(左京区)/切子灯篭を頭に戴いた灯篭着が現物人の間を通り抜け踊り場のやぐらのまわりで赦免地踊りが奉納されます。

今様歌合わせ 十月第二日曜
法住寺(東山区)/後白河法皇が愛した「今様」を平安時代の衣装を身にまとった歌人が、当日出された歌題をもとに、即興で歌を作、白拍子の優雅な舞いと共に披露されます。

二十五菩薩 練供養 十月第三日曜
即成院(東山区)/阿弥陀如来が二十五菩薩を引き連れて、衆生を救って、浄土に導く様子を見せるものです。本堂を極楽浄土、地蔵堂を現世に見立てて極楽と現世を往復する橋が渡されます。金襴の衣装をまとった菩薩がゆっくりと橋を渡します。

曲水の宴 十一月三日
城南宮(伏見区)/平安時代の王朝衣装を身にまとった歌人たちが、楽水宴「平安の庭」で、遣り水に浮かぶ羽觴と呼ばれる酒杯が流れ着く前に、和歌を詠み歌を短冊にしたため、酒杯を頂く雅やかな宴が再現されます。

開山忌  十一月第二日曜
空也堂(中京区)/平安中期の浄土教の僧である空也上人は、念仏を勧めながら諸国を巡り歩きました。空也上人が東国に旅立った日を開山忌として、法要が行われます。献茶や太鼓、鉦をたたきながら、「歓喜踊躍念仏」が唱えられ、上人ゆかりの品々も公開されます。

大護摩供 十一月十五日
法住寺(東山区)/「身代わり不動」と呼ばれ、方除けの不動尊として信仰が集まっています。不動堂の前に造られた護摩壇のまわりを天狗を先導に三匹の鬼が松明と剣、まさかり、槌を振るって気炎をはきながら踊る鬼法楽です。その後、山伏によって護摩が焚かれる大護摩供が奉納されます。

筆供養 十一月二十一日〜 二十八日
東福寺・正覚庵(東山区)/境内には江戸後期の文化年間に建てられた筆塚があり、「筆の寺」とも呼ばれています。筆神輿が境内を練り歩いた後、筆塚の前で古筆やペン、鉛筆などが大護摩の火で焚きあげられ、筆記具の労に感謝するための供養会が営まれます。

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大根焚き  十二月九日〜十日
了徳寺(右京区)/祈祷された大根を焚いてそれを食べると中風封じの御利益があるとされています。建長四年に親鸞上人がこの地を訪れた時に大根を焚いてもてなしたのがいわれ、親鸞上人ゆかりの行事です。

針供養 十二月八日
法輪寺(右京区)/平安時代に清和天皇が境内に針を納める堂を建てたことから針供養の習慣が生まれました。仏前に置かれたこんにゃくにいろんな色の糸を通した針を刺し、針供養法要が本堂で営まれます。

かくれ念仏 十二月十三日〜三十一日
六波羅密寺(東山区)/「空也踊躍念仏」ともいわれ、平安時代、疫病が流行した時に空也上人が救済を願って始めたとされています。鐘とともに念仏を唱え本道の内陣のを繰り返し廻ります。毎年夕暮れとともに本堂内で行われるます。

はねず踊り 三月三十日
小野随心院(伏見区)/この地は小野小町ゆかりの地で、深草少将が小野小町を慕って「百日通い」をした伝説が伝えられ、大正時代まで、子供達が百日通いの童歌を歌いながら、踊り歩く習慣があったといわれています。はねずと呼ばれる梅が咲くこの季節、小袖姿の少女たちによって可愛い踊りが披露されます。

終い弘法 十二月二十一日
東寺(南区)/この年最後の弘法さんの縁日です。御影供法要が行われます。境内には常よりも多くの露店が並び、正月用品や「葉ぼたん」、「松竹梅」等の植木を求める人々で賑わいます。

終い天神 十二月二十五日
北野天満宮(上京区)/この年最後の弘法さんの縁日。一年最後の「終い天神」にも、植木や食品等の、正月用品の露店で賑わいます。また社頭では正月用に「大福梅」や祝い箸の授与も行われます。

おけら詣り 十二月三十一日
八坂神社(東山区)
浄火をおけら灯篭に移し吉兆縄に移し換えて消えないように家庭に持ち帰ります。持ち帰ったおけら火は元旦の雑煮を炊く火種に使われます。

書き初め 一月二日〜四日
北野天満宮(上京区)/祭神である菅原道真は優れた書家として知られており、それにあやかって上達を願う子供達が神前で書き初めをします。作品は1月中旬頃から境内で展示されます。

かるた始め 一月三日
八坂神社(東山区)/当社の祭神は若の始祖といわれ、女人達が古式のかるた競技を披露します。華やかな十二単等の衣装を身にまとったかるた姫達が神前にかるたを献上します。

蹴鞠始め 一月四日
下鴨神社(左京区)/蹴鞠始めの儀蹴鞠は平安時代に貴族の間で盛んに行われたといわれ、平安朝の衣裳をまとった鞠人がかけ声とともに鞠を蹴り上げ演じる伝統芸能です。

初えびす 一月八日〜十二日
恵美須神社(東山区)/商売繁盛・交通安全の神として知られ、十日をはさんで五日間行われます。「商売繁昌、笹もってこい」で奏でられ、通りは露天などで賑わいます。都七福神のひとつとされています。

裸踊り 一月十四日
法界寺(伏見区)/下帯姿の男達が声をかけ合いながら踊りが繰り広げられます。当寺には国宝の阿弥陀堂と本尊阿弥陀如来が祀られています。五穀の豊作などを祈願し、修正会の結願日の14日行われます。この裸踊りに使われた下帯は、安産のお守りにされます。

通し矢 一月十五日
三十三間堂(東山区)/全国の有段者の弓道家達が集まって弓枝を競います。振り袖に袴姿の女性が弓を引く場面は、とても華やかです。

青山祭 一月十七日
石清水八幡宮(八幡市)/頓宮前庭では青柴垣を囲み、斎場を設けて日没とともに神々を迎えて祭儀が行われます。道を司る神々を祭って、病源の伝播を防ぐ祭儀とされています。

鬼法楽 二月三日
慮山寺(上京区)/「鬼おどり」といわれ中国伝来の洋式に倣ったものです。太鼓、法螺の音に合わせて赤鬼、青鬼、黒鬼はて本堂前を3度踊り回ります。この鬼たちは、邪気払いの法弓と紅白の蓬莱豆と護摩供養によって魔力を失い「福はうち、鬼は外」の大声に追われて、門外に逃げ去るという伝統の鬼法楽です。

針供養 二月八日
法輪寺(西京区)/こんにゃくに針を刺して針に感謝と供養すると共に、和裁の技芸上達を祈願します。

五大力尊仁王会 二月二十三日
醍醐寺(伏見区)/「五大力さん」と呼ばれ、五大明王の御影を映したお札「五大力さんの御影」は盗難除け・災難除けの御利益があるといわれています。また奉納された五大餅と呼ばれる重さ150kg(女性は90kg)の餅を持ち上げて持続時間を競います。 この大会の後優勝者にはこの大餅が授与されます。

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